mondo modern
A Victorian Obsession, the Perez Simon Collection at Leighton House Museum / ヴィクトリア朝の古典絵画
A Victorian Obsession, the Perez Simon Collection at Leighton House Museum / ヴィクトリア朝の古典絵画
2014年から翌年にかけてロンドンの〈Leighton House Museum〉で開催された展覧会の大判図録。
これはとても面白い本です。というのは取り上げた画家らがいっときは忘れ去られていたアカデミー系、保守派、あるいは唯美派のように言われていた人たち。
フレデリック・レイトンやアルマ=タデマ、アルバート・ムーア、ジョン・ウィリアム・ゴッドワード等々。
20世紀の前衛主義運動以降、忘れ去られ、さらには1960年代以降のラファエル前派再評価の流れのなかでも、この新古典主義的な絵画群は「通俗的」と馬鹿にされ、否定され続けてきました。
やっと再評価が始まったのは20世紀の終わり頃からです。
この展覧会はこれらの作家、作品群がまったく評価されたいなかった1980年代からサザビーやクリスティーのオークションで購入して集めてきたペレス・シモン個人のコレクションを展示したものです。
彼は通信事業で財を成し、19世紀後半の唯美的な絵画、とくに女性を描いたものが好きというだけで、集め続けました。
そしてやっと再評価の波がきて、いまは美術館となったフレデリック・レイトンの邸宅常設展示をすべて外して、シモンのコレクションで展覧会が開かれたのです。
レイトンは存命時、自分の集めたコレクションを壁に飾っていますが、この展覧会もそれを模して「展示」というよりも邸宅に飾られた絵画として構成されたそうです。
BASE時代のmondo modernではレイトンやアルマ=タデマ、あるいはラファエル前派の本を何冊も売ってきましたが、それらと比べても本書は見どころの多い、充実した画集となっています。
古典主義絵画の核のようにある女性崇拝、あるいは女性幻想、ギリシャ古典回帰と同居する異国趣味(エキゾチシズム)、そして中世志向や、衣装への耽溺。
それらすべてが見渡せる画集です。
※展覧会開催時のエキジビション・カードも同梱されています。
以下、掲載画家一覧
・Lawrence Alma-Tadema
・Edward Coley Burne-Jones
・John William Godward
・Frederick Goodall
・Arthur Hughes
・Talbot Hughes
・Frederic, Lord Leighton
・Edwin Long
・John Everett Millais
・Albert Joseph Moore
・Henry Arthur Payne
・Charles EdwardPerugini
・Edward John Poynter
・Dante Gabriel Rossetti
・Emma Sandys
・Simeon Solomon
・John Melhuish Strudwick
・John William Waterhouse
・William Clarke Wontner
横幅のある大型本にて佐川急便60サイズでの発送となります。
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編者:Véronique Gerard-Powell
出版社:Leighton House Museum
発行:2014年
ペーパーバック:222ページ
サイズ:29.8 x 24 x 2 cm
言語:英語
状態:表紙に多少の経年感、スレ等があり、並の古本といった感じです。
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